2011/02/20

ほんとうの美味しさってなんだろう。格付の話、その1






牛肉にランク(格付け)がつけられているのはご存知でしょうか
 よく和牛A5ランク …というような言葉をお目にかけますよね。


実際には「和牛のA5ってことは価格も高いし、美味しいんだろうな」
…という、ランクの基準や詳しいことはわからないけど
漠然としたイメージだけがひとり歩きしているような印象もあります。

牛肉の格付は、社団法人日本食肉格付協会が行っており
歩留まり等級(A,B,C)と肉質等級(5,4,3,2,1)をあわせて
全部で15段階のランク付けがなされています

簡単にご説明すると
歩留まり等級とは、同じ体重の牛でもとれるお肉の割り合いが変わってくるので
より多く取れる牛ならばA…となります

肉質等級とは、上記の写真のようなお肉の断面図を、人の目で見て判定します。
これには細かい規定がいろいろとあるのですが
5番が最高ランクとされ、5番に近いほど霜降りの度合いも大きくなります。

格付とは、つまり市場で取引される場合の
価格を決めるモノサシのようなものでもあるのですね。